介護転職者必見!施設の1日の流れや給与の違いを徹底解説!

介護転職者必見!施設の1日の流れや給与の違いを徹底解説!

「介護職に就きたいけど、どこの施設がいいの?」
「施設って、いろいろあるけど何が違うの?」

そんな風に悩んだことありませんか?特に初めて介護職に就く方は、各介護施設の違いがわかりにくいですよね。現在介護職に就いている人や以前就いていた人でも、ほかの所がどんな感じかは、案外知らないものです。

仕事の内容を把握しないで転職して、「思っていたのとは違う」となってしまっては、転職の意味がありません。転職後の後悔をできる限りなくすため、求人サイトではなかなか分からない施設ごとの違いを働く側の視点で紹介します。

高齢者向け施設

まずは高齢者向けの介護施設の紹介をしていきます。

デイサービス(通所介護事業所、認知症通所介護事業所)

 

概要 自宅生活しながら支援や介護を必要な方に対して、日中のケアを提供するところ
特徴 ・レクレーション、リハビリなど施設により中心となるサービスが異なる

・夜勤がない

・送迎サービスを行うところがほとんど

働く上での注意点 利用者が曜日によって異なり利用者数が変動する場合が多く、利者様
の状態把握をいかに深くできるか、また他の関係機関との調整が重要
となる

1日の流れ 

朝の送迎→昼食準備→昼食(食事介護、片付け)→レクレーション(機能回復訓練)→おやつ→夕方送迎

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

 

概要 要介護度1以上で認知症の方を対象にしている
特徴 ・利用者様の出来る限りの自立を促すため、積極的な介護サービスの提供よりもサポートすることに重きをおいている

・日中はレクレーションなどを行うこともある

・アットホームな雰囲気で働ける

働く上での注意点 ・認知症状への理解が必要であり、それを踏まえて一人ひとりに合った介護提供が求められる

・夜勤時の人員が少ないため、緊急時の対応力が求められる

・夜勤と日勤の交代制

・人間関係が固定化されがち

1日の流れ 

モーニングケア→朝食準備、介助→口腔ケア、散歩→昼食準備、介助→レクレーション、入浴→夕食準備、夕食→就寝準備→夜間見回り

 

有料老人ホーム(特定施設入居者介護、地域密着型)

 

概要 60歳以上の自立度の高い高齢者が生活するところ
特徴 ・サービス内容(食事、レクレーション、介護)や住環境、設備が運営企業によってオリジナルである

・民間企業が多く参入しておりキャリア形成が分かりやすい

・ホテル並みのサービスを行う場合がある

働く上での注意点 ・ケア自体よりも接客や営業としてのプロ意識を求められる場合がある

・提供するサービス内容をきちんと把握する必要がある

・夜勤・日勤の体制が様々

1日の流れ 

モーニングケア→朝食準備、提供→清掃、家事援助、レクレーション→昼食準備→病院付き沿い→夕食準備、提供→事務作業→夜間待機

 

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)、介護療養型医療施設

 

概要 身体や精神などに障害があり、家庭での介護が難しい65歳以上の要介護の方が利用
特徴 ・要介護度が高い方が多く医療的ケアを提供することも多い

・医療・看護職との連携が必要

働く上での注意点 ・治療とケアの役割を意識して取り組む必要がある

・業務がルーティン化しやすくモチベーション維持が求められる

・長期的ケア提供を意識する、看取りを行うこともある

・夜勤・日勤の交代制

1日の流れ 

朝のバイタルチェック、着衣交換→朝食提供、介助→口腔ケア、排泄介助→昼食提供、介助→口腔ケア、たん吸引→バイタルチェック→入浴介助→夕食提供、介助→就寝準備→夜間対応、事務作業

 

老人保健施設

 

概要 退院後の高齢者に、生活リハビリを兼ねて自宅復帰する前に短~中期的にケアを行う場所
特徴 ・医師、看護、リハビリ職など多職種と連携しながら働ける

・機能回復を目指した介護を行うのでやりがいを見つけやすい

働く上での注意点 ・医療職のサポート的立場になりやすく、積極的に利用者に関わりたい人はストレスを抱えやすい

・夜勤・日勤の交代制

・看取りを行うこともある

1日の流れ 

朝のバイタルチェック→朝食提供、介助→リハビリ→昼食提供、介助→生活相談→入浴介助→夕食提供、介助→就寝準備→夜間対応、事務作業

ショートステイ(短期入所施設)

 

概要 1日~1ヶ月の短期で宿泊サービス提供し、必要に応じた生活介護を行う場所
特徴 ・様々な状態の方と接することができる

・自宅で生活されている方の利用が多く、要介護度は低い方が多い

・他の形態施設に併設されていることがある

働く上での注意点 ・短期でのサービス提供のため、相当意識したり、経験がなければ質の高いケアが難しい

・帰宅要求の強い人への対応力が求められる

1日の流れ 

1日の予定確認→入浴介助→昼食介助→散策、レクレーション→おやつ、介助→帰宅準備、事務作業→夕食介助→帰宅者送迎→就寝準備、夜間対応

小規模多機能型施設

 

概要 在宅・通所・宿泊ケアサービスを一体化したサービス提供ができる

利用者のニーズに合わせてオーダーメイド的ケア体制が可能

特徴 ・24時間体制で利用所の把握ができ質の高いケアが可能

・訪問看護・リハビリ職との連携ができる

働く上での注意点 ・対象者は在宅生活者が多く、家族と報告・連絡・相談をこまめに行う必要がある

・レクレーションなどの企画を担う場合もある

・ケアの全般を担う責任意識が必要

・看取りを行うこともある

1日の流れ 

モーニングケア→朝食介助、口腔ケア→通所利用者の送迎→入浴→昼食介助、口腔ケア→機能訓練→通所利用者帰宅送迎→夕食介助、口腔ケア→就寝介助

サービス付き高齢者向け住宅(訪問型介護)

 

概要 高齢者向けにデザインされた環境の一般賃貸住宅
特徴 ・個室のみ、個室と共有部あり、など設備が様々

・介護サービスは外部事業所に委託、訪問形式で行う

働く上での注意点 ・訪問介護と同様個別ケアを行うため我流になりがち

・訪問先ごとにやり方が異なるので臨機応変な力が求められる

・自己判断力が必要

1日の流れ 

事務所で予定確認→サ高住にて個別訪問→休憩→夜間緊急時待機

施設ごとの平均給与

各施設での給与状況の調査結果を紹介します。表は統計に基づく平均給与ですので、正確な給与体系は各企業によって異なります。

施設名称 月給常勤 月給非常勤
介護職平均 297,450円 224,350円
特別養護老人ホーム 322,310円 274,570円
老人保健施設 314,560円 254,566円(*1)
介護療養型医療施設 278,010円 253,774円(*2)
訪問介護事業所 293,590円 171,130円
グループホーム 243,380円 176,300円
デイサービス 264,790円 216,860円
有料老人ホーム 327,756円(*3) 265,850円(*4)

参考:厚生労働省平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/18/index.html

平成29年介護事業経営実態調査結果
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jittai17/dl/h29_soukatu.pdf

 

有資格者や管理職になると1~7万ほど上乗せされています。

障害者向けの施設

高齢者向け以外に、障害者向け施設があります。

施設形態としては、デイサービス・グループホーム・ショートステイ・入所施設・訪問介護が代表的です。仕事内容としては、高齢者向けの同名称施設とほぼ同様です。

 

ただし、各施設の利用対象が身体・知的・精神という障害の種類や、障害の程度を表す区分によって変わってきます。

身体障害者の場合は要介護の高い高齢者と、知的障害者の場合は認知症高齢者と対応の仕方が類似していると言えます。

 

他に、障害者向けサービスとしては、就労支援というケアの提供と同時に作業指導などの就労に向けた支援を行う事業があります。準介護職として募集があります。

最後に

上記では代表的な施設ごとの違いを説明してきました。上記以外にも、病院内にある介護ケアを行う病床での勤務や、介護付きシェアハウスや一般マンションに有資格者相談員としての配属など、介護職が働く場所は多様化しています。

また、これまでは介護保険で取り決められている介護ケア以外のサービスは原則できませんでした。しかし、現在、保険外サービス(買い物など)を混合で提供する事業所が出てきています。それに伴って介護職が担う仕事は、介護ケアだけでなく多様化しています。

さらには、運営には自治体や社会福祉法人以外にも、株式会社・NPOなど様々な主体が参入していきています。企業の規模によっては、介護だけでなく事務的作業も多く求められる場合があります。

転職先の運営主体、規模、形態など全体の情報をできる限り収集することで、自分の要望に合う職場を見つけ出すようにしましょう。

この記事が、最適な転職へと役立てれば幸いです。