介護職の自己分析の重要性 !

介護職の自己分析の重要性 !

介護職の就職・転職において、自己分析は大切な作業の1つです。

自己分析ができないまま就職活動をしてしまうと、履歴書や面接で躓いてしまったり、就職してから後悔してしまうことに繋がってしまいます。

就職や転職を成功させる為には自己分析は必要不可欠なことなので、これから新しい介護施設に就職する予定の人は試してみてください。

自分を見つめ直すことによって、多くの気付きを得ることができて成長することも可能です。

今回は自己分析の『重要性』と『方法』について解説をします。

介護職における自己分析の重要性

介護職の就職活動において自己分析は非常に重要です。

確かに、この業界は慢性的な人手不足により他業種に比べて就職しやすい傾向があります。

ですが人気のある施設は採用数が少ないので、誰でも入れる訳ではありません。

自己分析が疎かになっていると、有能な採用担当者には見抜かれてしまいますので、若いだけで就職できるほど甘い世界ではありません。

自己分析をすることによって、自信を持った就職活動ができるようになります。

したがって、新人からベテランの介護士の方までオススメできます。

自己分析のメリットはたくさんあるので、紹介していきます。

自分が何が得意で苦手かが分かる

介護の業務において自分の得意な業務・苦手な業務が分析できます。

・得意な業務を活かして仕事をしていきたい
・苦手な業務を克服する為に転職したい
という希望によって、施設選びのミスを減らすことができます。

例えば、
身体介護の技術に不安があるけど利用者とのコミュニケーションは得意。自分の会話能力で認知症の方の助けになりたい。
という方ならグループホームがオススメでしょう。

苦手ではなく得意な分野を伸ばしていって、仕事を選んでいく方法です。

逆に
身体介護の技術に不安があるから克服したい。このままではキャリアが不安だ。
という方であれば特別養護老人ホームなどの施設を選ぶべきでしょう。

苦手を克服する為にチャンレンジする気持ちも大切になります。

得意・苦手などは自分で分析することによって気づくこともありますし、他人から指摘されたり、施設の中での仕事の出来具合などによっても分かってきます。

好き・嫌いな業務が分かる

好きな業務と嫌いな業務についは、得意・苦手とは全く違います。

身体介護が得意であっても業務自体は嫌いな方もおられます。

できれば自分の好きな業務をした方が良いです。

介護に限らず就職においての理想は、
自分の『得意』『好き』な分野で働くことが理想だと言われています。

その分野でこそ力を最大限に発揮できるので、その分野に社会的な需要があれば、重宝されることになるのです。

したがって介護業界でも、好きな仕事をした方が良いので、嫌いな業務が多いより、好きな業務が多い職場を選びましょう。

自分の長所・短所を分析できる

自己分析をすることによって自分という人間の理解が進むので、自分の長所・短所も分析することができます。

面接時や履歴書でも自分の長所は役に立つので知っておいた方がいいでしょう。

また短所についても場合よっては長所と捉えることも可能です。

例えば
『心配性で用心深い性格』という短所は、『慎重派でミスが少ないタイプ』とも捉えることができます。

つまり自分が短所だと思っている部分も視点を変えれば長所と見ることもできるのです。

面接や履歴書では短所を長所に置き換えることも有効です。

就職・転職の活動にメリット

自己分析は就職や転職の活動に直接的なメリットがあります。

希望の施設が分かり職場選びがスムーズに

介護職における自己分析をした結果、自分が働きたい職場を割り出すことができるので、施設選びで余計な混乱を招くことがなくなります。

自己分析ができていないと、統一感がなく応募をしてしまって、衝動的に就職を決めてしまう可能性もあります。

また漠然とした気持ちで求人票を見てしまうので、なかなか就職先に応募できず時間だけが経ってしまうこともあるでしょう。

自己分析の結果、
・月収22万以上
・家から近い
・施設長が優しい雰囲気
など譲れない条件が分かり、その条件をベースにして就職活動ができるのでスムーズになります。

履歴書や志望動機が書きやすくなる

良い志望動機を作る為には自己分析は不可欠になります。

・自分が介護業界でしたいこと
・なぜそれをしたいのか
・そちらの施設でしかできない(事業内容と一致)
が志望動機の理想の形となります。

『自分がしたいこと』『その理由』『事業内容との一致』を伝える必要があるのです。

例えば
私は介護予防の知識を積みたい。
⇒なぜなら健康寿命を伸ばすことに意味があると感じている。
⇒こちらは市内唯一の運動特化のデイサービスなので、介護予防の経験を積める
という流れだと志望動機として良い流れになります。

『自分がしたいこと』『その理由』については自己分析をしないと分からないことなのです。

面接での質問にも答えやすくなる

志望動機が書かれた履歴書を渡すと、具体的な質問が飛んでくることもあります。

ですが、自己分析の結果の志望動機ならば堂々と答えることができます。

なぜなら自分がやりたいことなのですから、答えられない訳がないですよね?

仮に答えられないのならば、その志望動機に書かれている『自分のしたいこと』は、実は本当に自分がしたいことではないのかもしれません。

その場合は自己分析をやり直していくしかありません。

自分の本音で分析しないとダメですよ。

就職・転職の失敗の可能性が下がる

自己分析をすれば、
・介護でやりたいこと
・働きたい職場
など自分の希望が決まっているので、就職した後に『やっぱりここじゃなかったかも…』という失敗に陥る可能性が下がります。

自己分析ができていないと、自分がやりたくない業務ばかりの職場に行ってしまい就職活動を失敗してしまうことになるのです。

転職先の迷いがなくなる

自分がしたいことが決まっていれば、転職先候補も絞り込むことができるので、余計な迷いがなく求人に応募していくことができます。

・とりあえず別の施設で働きたい
・なんとなく転職
という理由では、自分がどこで働きたいのか分からずに迷ってしまい、そもそも転職活動の行動を起こすことができません。

現在の自分の転職理由を把握できる

自己分析をすることによって、なぜ今の職場を出て新しい職場に行きたいのか、が分かるようになります。

■ネガティブな理由
・上司や同僚に不満がある
・給与が低い
・仕事内容が嫌だ
・仕事がきつい

もしかすると、これらのネガティブな理由の可能性もあるでしょう。

ですがネガティブであってもポジティブな理由に変えることができます。

上司や同僚に不満⇒チームワークを重視して働きたい
給与が低い⇒自分の実力を認めてくれる施設で働きたい
仕事内容がきつい⇒利用者一人一人と丁寧に関わりたい

これらのようにネガティブからポジティブへの変更は難しくありません。
後ろめたい転職理由であっても隠す必要はなく、前向きな表現に変えれば良いのです。

転職を踏みとどまれる可能性も

自己分析の結果、転職しなくても自分の希望が叶うことが分かり、転職しないという選択肢を取ることもできます。

転職は確固たる目的があるのなら大いにすべきことですが、目的もなく転職をするのは余り意味がありません。

現状の仕事の悩みがあっても、それは職場のせいではなく自分自身のせいだった、なんてこともありますからね。

自己分析で現状にもメリットが

自己分析は就活だけに役立つ訳ではなく普段の業務などにも影響します。

自分を知ることで仕事も上手くいく

自分の特徴が分かっていない人は、仕事ができないままの人が多いです。

自己分析ができれば、自分の短所を容認して対策を練ることができるので、苦手な仕事でも足を引っ張らない程度のレベルには持っていけます。

例えば自分が段取りが悪いことが分かったのならば、他の従業員よりも30分早く出勤して準備しておくだけでも、仕事の能率が変わってくるでしょう。

自分の段取りが悪いことに気づかず、同僚との違いが分からないまま漠然と悩んでいては、いつまで経っても怒られてばかりです。

現場や利用者を客観視できる

介護職としての自分の特徴がわかれば、どのように現場で動き利用者に接すれば、職場で役に立つことができるのかが分かります。

自分の特徴が分かっていないと行き当たりばったりな介護をしてしまって、職員に迷惑をかけたり利用者の心に傷を付けてしまうこともあるでしょう。

将来の目標を見定めることができる

自己分析によって自分の過去を振り返れば、未来の目標も立てやすくなります。

特に介護の仕事を目指したきっかけは、将来的なキャリアにも大きく影響してきますので、再認識する為にも思い返す必要があります。

自己分析の方法とは

では具体的な自己分析の方法について見ていきます。

自分の歴史を書いていく

自分の歴史をノートに書くことによって、自分という人間性が客観視できて自己分析の効果があります。

そのためには過去を振り返る必要があります。

これは介護職の過去ではなく、自分の幼少期からの歴史となります。

自分の0歳〜現在までを見ていくことにより、これまでの人生を俯瞰的に見ることができるのです。

今まで頑張ってきたこと

幼少期から現在にかけて自分が頑張ってきたことを書いていってください。

そして頑張った経験を書き出せたら、
・頑張れた理由
・続けられた理由
・起こった問題
・対処した方法
・結果
・学んだこと
などを分析していくと、自分の本当の長所を見つけることができます。

過去の行動を『なぜ』で振り返る

単に過去の情報を書くだけでなく、なぜその行動をしたのか理由を考えてみると自分らしさが分かってきます。

高校時代はテニス部で頑張った
⇒なぜ?
⇒チームワークより個人プレーが向いているという自負があったので、テニスという個人競技に憧れたから

という風に過去の何気ないことでも『なぜ』で深掘りしていけば自分が見えてくるのです。

介護職を目指すきっかけ

介護職を目指したきっかけを掘り下げていってください。

自分はどうして介護を始めようと思ったのか、長いキャリアがあると忘れてしまいがちなことなので、再確認していくと良いでしょう。

特に職場に出て働くようになると、最初のきっかけや想いが消えてしまうことも珍しくありません。

忘れているぐらいの人もいるでしょうから、思い起こしてみてください。

今まで働いた施設の印象

今まで働いてきた施設で印象に残っていることも書いていくと良いでしょう。
何年も働いていれば記憶に残っているエピソードがいくつかあるはずです。

自分の現状を精査する

過去を振り返った後は、現在の自分も知る必要があります。

仕事の悩みを全て書く

自分の思いつく限り、現在の仕事の悩みを書いてみましょう。

・休日出勤が多い
・給料が安くて生活できない
・職場の人間関係が陰湿
・上司が嫉妬深い
・夜勤がしんどい
・介護施設の方針と自分の考えが合っていない
・業務が忙しすぎて利用者と向き合えない
・関心のなかった施設で働いている
・デイサービスで働いてみたいけど自信がない
・理想の介護ができていない

長所・短所を書く

長所や短所をハッキリ分析することによって、面接での受け答えに役立ちます。

思いつく限りノートに書いていきましょう。

好き・嫌いな業務

自分の好きな業務・嫌いな業務についても書いていきます。

『需要を意識する』

・自分が得意なこと
・自分が好きなこと
・介護業界で需要がある
この3つの要素を満たすものこそが自己アピールできる部分となります。

例えば
・インストラクターの経験があり運動指導が得意
・介護予防を含め筋肉よるQOLの向上を考えるのが好き
・介護予防型のデイサービスで需要がある

となり、運動特化のデイサービスでは重宝される人材となれます。

得意・好き・需要の3点を意識すると自己アピールを見つけることができます。

他人に聞いてみる

自分でノートに書こうと思っても何も思いつかない人もいるでしょう。

そういう方は職場の同僚などに自分の事を聞いてみると良いと思います。

自己分析をしたい、と伝えれば潔く答えてくれる方も少なくないのではないでしょうか?

条件の優先順位を付ける

・月収
・勤務地
・通勤時間
・研修制度
・施設の雰囲気
・職員の人柄
・仕事の内容
・仕事のきつさ
など様々な条件があります。

これらの優先順位を付けていくことが自己分析に繋がります。

例えば
・収入が高ければ多少の理不尽にも耐えられる
・収入が低くても人間関係の良い職場
・仕事内容より家からの距離が重要
という風に、自分の分析に繋がります。

何があっても譲れない条件と、妥協できる条件を分けることによって複数の施設から内定が出た時などの選ぶ基準になってくれるでしょう。

介護業界は自己分析が大事だと言いましたが、内定が出やすい世界なので複数から内定が貰えることも珍しくありません。

せっかく選べる状況なのに職場選びに失敗してしまう人もいますから、優先順位を付けておかないと勿体無い失敗をしてしまいます。

まとめ

介護の自己分析の重要性についは理解して頂けたでしょうか?
この業界は人手不足なので就職しやすい傾向にありますが、人気の施設は簡単には入れません。

志望動機が甘いと簡単に落とされてしまうので、自分を知る為にも自己分析をしてみてほしいです。

自己分析のメリットは就職だけでなく、普段の介護の業務にも好影響があります。

決して時間の無駄ではないので、ぜひ気軽なつもりで始めてください。

自己分析の書籍も売っていますから、試しに購入してみるといいでしょう。